そこの住人らしきその男性は私を横目にエレベーターへ。
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チャイム鳴らしても応答がないんだもん。
居るのかどうかすら判らない。
仕方ない。帰るしかない。
夕方もう一度だけ来てみよう。
そう思ってマンションをあとにした。
やっぱり顔を見てどうしても訊きたい。
なぜあんなこと（自作自演）をしたのかを。
一通り用事が終わった６時半過ぎ頃、
再度比奈ちゃんのマンションへ向かった。
チャイムを押してみるけど、やっぱり応答なし。
段々ばからしくなってきた。
なんで私が一生懸命にならなきゃいけないの( -д-) ､
あ～ あほらしぃっっっ
車に戻った。
紙、紙、紙・・・
とりあえず、
金曜日までに連絡がなかったら退職の手続きを
とる旨をメモにも書いてまたポストへ入れておくことにした。
一応、１年近くは働いてくれたんだもん。
勝手に首をきる そういう事はできることなら避けたい。
そう思った。
辞めるならそれでいいけど、社会保険や雇用保険
だって切らなきゃいけないしね。
色々手続きもあるのよ～
自分だって困るでしょうに( ´д｀)
もう一度マンションに戻ってメモ用紙を入れた後、
車に戻った。
エンジンをかけようとした時に
マンションから派手な女の子が一人出てきた。
比奈ちゃん・・・？！ じゃないわな (ｏ´_｀ｏ)....
でも・・なんか見たことが・・・
あっ！！ この子・・・・
確か比奈ちゃんの友達！何度か比奈ちゃんと一緒のところを見たことあるわ。
間違いない。
車から慌てて降りた。
女の子が車を閉める音のしたほうを振り返った。
そして私を見てギョっとした。
待って！駆けて行くと、その子は一瞬走ろうとしたけど立ち止まった。
あなた、比奈ちゃんの友達よね？？ん、、あぁ斜め上を見ながら視線を外したままの返事。
あ、荒れてるな～(￣▽￣;A
比奈ちゃん呼んでもらえない？いないけど。相変わらずこっちを見ない。
いや、居たからあなた行ってたんでしょ？こっちも声が少し大きくなるわ。
はぁ？ここ、私も住んでるから。初めてこっちを向いた。
同じマンションに？？同じ部屋に。
比奈子、ほんとに居ないよ。ココクリっとしてもらえると喜びます
きっと、素直にその人に着いて、中に入ったのね…？私ならそうするもの(^_^;)。それから…どうなったのかしら？ドキドキ！